KOKEMOMO Sweden | Asagohan vol.2

特集:朝ごはん

2015-02-26

2回目のスウェーデンの朝ごはんは手軽に食べられる、忙しい朝の強い味方ミューズリーです。

定番朝ごはん その2 Müsli med filmjölk(ミューズリーとフィールミョルク)

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オーツ麦、ライ麦フレーク、大麦フレークそれにナッツやドライフルーツが入ったスイス生まれのシリアル食品、ミューズリーはスウェーデンの朝ごはんの定番でもあります。スーパーにはシリアルやドライフルーツのセルフサービスの量り売りがあり、好きな組み合わせで自分だけのミューズリーも作ることができます。日本では、ミューズリーはヨーグルト、牛乳と一緒に食べることが多いですが、スウェーデンで最も一般的と思われるのはフィールミョルクとの組み合わせ。フィールミョルクは北欧諸国に古くからあるのヨーグルトに似た乳製品ですが、ヨーグルトよりもトロッとしていて酸味も少なく、ヨーグルトとは違った菌による発酵で作られます。ナチュラルなプレーンタイプだけでなく、ベリーやバニラのフレーバータイプも数多く販売されています。フィールミョルクとミューズリーの組み合わせにはジャムやフレッシュフルーツを添えるとよりおいしくなります。

写真.JPGスウェーデンの朝の過ごし方というと、男女ともに仕事をしているため平日はバタバタと過ごす人が多いようです。そのため手軽に食べられるミューズリーやヨーグルト、簡単なオープンサンドが主流のようです。その代わり休日になるとカップルや家族と時間をかけてゆっくりと朝ごはんやブランチをとる人が多いようです。パンケーキやワッフル、スコーンを一緒に焼いたり、音楽を聴きながら平日の出来事をシェアしたりしています。
最近のストックホルムでは、朝ごはんやブランチが充実したカフェやレストランも増えてきました。

☆写真について
・フィールミョルク:GefleortensのBollnäsfil。Arlaのfilmjölkがメジャーですが、このメーカーはパッケージがかわいいです。
・ミューズリー:Saltå KvarnのFrukt müsli。Saltå Kvarnはストックホルム郊外にあるオーガニック食品メーカー。パッケージがカラフルで素敵なのもうれしい!セーデルマルムにショップもあり、ストックホルムっ子に人気です。

◯次回は定番朝ごはんその3と若者の朝ごはんの現状についてご紹介します。

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定番朝ごはん その1