KOKEMOMO Sweden | Asagohan vol.3

特集:朝ごはん

2015-03-19

3回目のスウェーデンの朝ごはんは、スウェーデンで一番ポピュラーなサンドイッチについてです。

◯定番朝ごはん その3 
Smörgåsar(Ost och prickig korv / Leverpastej och smörgåsgurka)
オープンサンド(チーズとプリッキグコルヴ/レバーパテとキュウリのピクルス)

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スウェーデンでサンドウィッチというと基本的にオープンサンドを指します。街中のカフェで並んでいるサンドイッチ類も、オープンサンドウィッチの場合が多いです。
今回は2種類のサンドウィッチを作ってみました。

1. チーズとプリッキグコルヴ
スウェーデン北部で100年以上の歴史を持ち北部の食文化に基づいたパン作りを続けているパンメーカーPolarbrödのパンを使用しました。形は丸く、ぺたんこの白っぽいパンで、様々な具材にも比較的に合いやすいです。
プリッキグコルヴとは、直訳をすると「水玉ソーセージ」になります。サラミのようにラードが所々に混ざった薄切りされたソーセージで、私たち日本人からみるとサラミと区別がつかないのですがスウェーデン人からするとサラミとは別物のようです。

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チーズは乳製品が豊富のスウェーデンでは様々な種類がありますが、今回は熟成されたハードチーズのGrevéを使用しました。Grevéチーズはエメンタールやグリュイエールに近い風味で、ナッツのような味わいもあります。スウェーデンはブロックタイプのチーズを各々でスライスをしてサンドウィッチにのせて食べます。

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2. レバーパテとキュウリのピクルス
レバーパテは豚レバーを使ったものでマッシュルームやスパイスなどが入っています。レバーパテにはキュウリのピクルスをのせることがお約束。

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このレバーパテサンドウィッチにはHålkaka(ホールカーカ)というライ麦のドーナツ状のパンがよく合います。ホールカーカは黒パンの一種ですが柔らかく甘みもあります。

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☆写真について
・チーズ:Skånemejerier Grevé。スコーネ地方にある乳製品メーカのチーズ。
・レバーパテ:Arboga Pastej。1927年にArbogaという町で創業されたメーカー。
・オレンジジュース:Brämhultsの100%オレンジジュース。
・キュウリのピクルス:ÖnosのSmörgåsgurka。Önosはジャムやサフトなどの瓶詰め保存食のメーカー。


乳製品メーカーArlaによると2013年の時点でスウェーデンの16歳~23歳の若者の22%が毎日ではないにしろ、朝食を食べていないそうです。
上記の調査によると、朝食として食べられている物(複数回答可)は「チーズのサンドウィッチ」「チーズ以外の具のサンドウィッチ」「ヨーグルト」「ジュース1杯」「牛乳1杯」「フィールミョルク」などが上位にあがっていました。
朝食を摂らないと集中力の低下、疲労につながるため、スウェーデンでも朝食の大切さは重要視されており、Arlaが学校を訪れ、朝食を提供するキャンペーンや、最近ではlovefrukostのハッシュタグでインスタグラムに朝ごはんの写真を投稿するキャンペーンも行なわれました。SNSに写真を投稿することが朝ごはんを食べるモチベーションにつながるというアイデアはとてもユニーク。このキャンペーンに参加した写真はArlaの特設サイトでも見ることができます。http://www.lovefrukost.se

Index
・定番朝ごはん その1
・定番朝ごはん その2