特集:Stockholm Fashion Week SS13
2012-09-05
No.1 - BACK SS13(バック 2013年春夏)
Spring/Summer 2013年
ブランド:BACK(バック)
デザイナー:Ann-Sofie Back(アンソフィー・バック)
ストックホルムファッションウィーク春夏2013年のキックオフとなったのはAnn-Sofie Back(アンソフィー・バック)がデザインするBACK(バック)。
前シーズンのAW12のコレクションで見られた、様々なスタイルがぶつかり合う「スタイルクラッシュ」や「コラージュルック」は今季のSS13でも健在。
そのスタイルに今季プラスされたものが、スポーツやアーミー、デニム、カウボーイなどの要素でした。
ショーのトップは、ブラックレザーのオーバーサイズのカウボーイシャツワンピースにヘビーメタルを彷彿させるようなレザーのバンダナとスタッズをあしらったソックス。そんなハードなスタイルに合わせた足下はクラシカルな雰囲気のカウ柄の木靴。しかしそのかわいらしい木靴も、ここはさすがBackと思わせるポインテッドトゥでハードでモードなイメージに。
ピンストライプ柄のジャケットやトップス&タイトスカート、カウ柄の木靴など、クラシカルな印象のアイテムたちに、メタリックなシルバーのジャケットやスキーパンツなどのモダンな異素材を合わせたミックススタイル。またパジャマを想像させるような大きなストライプのシャツにカウ柄のスカートをあわせたまさにコラージュのようなスタイルなど、アンソフィー自身が自分にチャレンジをしているかのようなそんな面白いショーのように感じました。
前シーズンAW12でも使用されていたプラスチック素材のストラップなども、引き続き様々なアイテムで使用されており、またSS12から大ヒットしているあのメタリックなカラーのクラッチバッグもネオンイエローやカウ柄となって新登場。
そしてショー全体を通してアクセントとなっていたのが、シャツのウエスト部分やパンツのヒップ部分、そしてピンヒールにと使用されたカラフルなロープ、そしてレザーやデニムのスタッズ付きバンダナでした。
スキーパンツやカウ柄など、全体的にスポーティー、かつ懐かしさを感じるスタイルが印象的で、しかしその中にもいつものBackらしいエレガントで少しハードな女性のイメージがしっかり表現されていました。
SS13のBACKは、様々なスタイルがぶつかり合いつつも、うまく調和がとれたコレクションだったと思います。2013年の春夏は、個人的にはカウ柄がとても気になるところです。
Ann-Sofie Back Atelje