KOKEMOMO Sweden | Stockholm Film Festiva 2012

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第23回ストックホルム国際映画祭

2012.10.21

ストックホルム国際映画祭(Stockholm International Film Festival)は毎年11月にストックホルムで開催される国際映画祭です。1990年の記念すべき第1回目の映画祭は4日間の期間で開催されました。現在では12日間にわたり180作品を越える映画がストックホルム市内の様々な会場で上映されます。

作品はコンペティション、ショートフィルム・コンペティション、ドキュメント、アメリカンインディペンデント、アジアンイメージなどの14のカテゴリーに分け上映され、『Best Film』『Stockholm Lifetime Achievement Award』『Stockholm Visionary Award 』にはブロンズホース(Bronshästen/ブロンスヘステン)が授与されます。このブロンズホースはスウェーデンを代表する民芸品であるダーラヘストを型取っており、その重さはなんと7.3kg、世界で最も重いといわれる映画祭のトロフィーです。

今年のコンペティション部門ではアンドリュー・ドミニク監督の『Killing Them Softly』、カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール、サンダンス映画祭でドラマ部門審査員大賞を受賞したベン・ザイトリン監督の『Beasts of the Southern Wild(邦題:南の果ての野獣ども)』、90年代のイラクを舞台にクルド人の兄弟を描いたスウェーデン、フィンランド、イラクの合作による『Bekas』など20作品が上映されます。

日本からは三池崇史監督の『逆転裁判』、石井岳龍監督の『生きてるものはいないのか』、『かもめ食堂』の荻上直子監督最新作『レンタネコ』、そして日本でも公開されたばかりの原発事故を扱った園子温監督の『希望の国』などが上映されます。

この映画祭ではFace2Faceと名付けられた、作品の上映後に監督、出演者の話しを聞いたり、質疑応答をする機会が設けられます。また、映画関係者を招いたセミナーも開催され、今年は『プラトーン』『最後の誘惑』などで知られるアメリカ人俳優のウィレム・デフォーを招いてのセミナーが予定されています。その他『希望の国』の園子温監督、汐巻裕子プロデューサーがそれぞれ、11月15日、 17日にFace2Faceに登場します。

今年は11月7日~18日の期間で開催される第23回ストックホルム国際映画祭、ブロンズホースは誰の手にわたるのでしょうか?

→ 公式サイト(英語)

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